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No.1戦略コンサルタント 佐藤元相>初めてモノづくりに興味を持った出来事 

初めてモノづくりに興味を持った出来事

私が小学校3年生のことです。
当時、父親は、母と職人さんの3人で婦人物バッグの製造をしていました。
ある中堅バッグメーカーの下請です。

自宅は、工場も兼ねていて、家には、いつもバッグの布地や宝飾金具やファスナーが
所狭しと積み上げられていました。

バリバリバリと響くミシンの音。
パチパチパチとハサミで布地から出た糸を切る音。
パーンパーンと丸太の台の上で布地に金具をカシメる音。

朝早くから夜遅くまで、この音は続きました。

私は学校から帰ってくると、
いつも「不思議だなぁ」と両親が作るバッグを傍で観ていました。

一枚の布地が合わさり、いろんな音と共に、どんどん立体化していくんです。
「プラモデルみたいや!」と両親に言ったことを今でも覚えています。

そんな私に父は、
「げんちゃん、一回、カシメの仕事をしてみるか?」と言ってくれました。
「うん やってみたい」というと、職人さんが木槌とカシメの治具を用意してくれました。

「げんちゃん思いっきり叩くんやで」と職人さん。
私は「うん」といって持ち上げた大きな木槌をおもいっきり振り下ろしました。

「パーンッ」という音が鳴った時、手に電気が走ったような衝撃がありました。
「イタッ〜」という私を横に「あはははははぁ」と職人さんと父が大きな声で笑いました。
私の手はジーンとしびれ、木槌を落としてしまいました。

私が木槌で思いっきり叩いたのは、カシメではなく、
カシメの台となっている大きな丸太だったんです。
痛いのと悔しいのとで・・・その表情がおかしかったんでしょう。

父は「げんちゃんには、まだカシメは早いなぁ〜」と涙を流しながら笑って言いました。

その時から私は、父が仕事をしていないときを見計らって、
余ったカシメと端切れの布地を持ち出して練習をしました。

職人さんの真似をして、半腰で、膝を立てて、
カシメの金具を指で合わせて、木槌を打ちました。

一枚の端切れの布地にいくつものカシメを打ち込みました。
何度かやっているうちに、木槌の真ん中にカシメの金具が当たりました!

数日経ったある日のこと。
カシメを打って遊んでいたら、突然父があらわれて
「おぉ〜上手上手」と手を叩いて、「よくできたねぇ〜」と誉めてくれました。

あのとき誉めてくれた父の笑顔が今でも忘れられません。
私がモノ作りに興味をもった出来事でした。

20年前に他界した父との思い出。
これまで育ててくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。


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